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Short Column:投票と若者

近頃、投票に行かない若者が問題視されるようになってきた。選挙が近づけば、「選挙へ行こう!」というような啓発のチラシが配られ、識者も投票の大切さを説く。
中でも深刻なのは若者投票率の低下であると言われる、事実20代の若者の投票率は高齢者に大きく劣る。ここで登場するのは、「なぜ若者は選挙に行かないのか」という論理である。
私がよく目にするのは、だからこそ若者はダメだとするような、単純なステレオタイプで集団を見る態度である。だが、本当に若者は無責任だから選挙に行かないのだろうか?

人々がなぜ選挙に行くのか?というのは、自分の政治的意見表明、義務感、つきあいなど様々な要素が考えられる。ここで気づくのは、選挙において心情的なものを除いた目的というのは無いということだ。本来であれば、投票によって得られる利益のために我々は投票するのではないだろうか。例えば、空腹を満たすためにパンを食べる。我々は義務感やつきあいでパンは食べないはずである。投票によって得られる利益、というのはなかなか難しい。私がある候補者に投票しなかったばかりに私のためになる政策を打ってくれなかったということはほとんど無いし、私個人が投票しようがすまいが私個人のメリットにほとんど関わりないからだ。したがって、結局のところ我々が投票することに大した意味はない。つまり、人がみな合理的経済人で個人的にものごとを考えたとき、投票率はかなり低くなるだろう。では、なぜ高齢者と若者に大きな投票率の差がついたのだろう?若者が合理的経済人で、高齢者が馬鹿ばかりなのだろうか。

では、ここでメリットの逆側、デメリットを見てみることにしよう。選挙に行くことのデメリットは何か。もし行っていれば映画を見にいけた、ゲームができた、デートに行けたというような、「もし行っていれば○○出来た」というのがデメリットである。このコストを考えてみると、若者と高齢者の投票率の差は自明の理であることがわかる。というのも、若者のコストが高齢者に比べると大きいのである。学生を除けば、フルタイムで働く人々が多い若者。その若者の休日は、年金暮らしで余暇のある老後を送ってらっしゃる方々に比べれば、休日の数からいってより価値が大きいはずである。となれば、その貴重な休日を費やして投票に行く若者の割合が、その高齢者の割合より低いのは、当たり前と言えば当たり前なのだ。

この当たり前の結果が、悲劇を招いている。若者の投票率の低下が若者の投票数の減少を招き、結果として政治家は高齢者に支持を受ける政策を打てば良いと考えるようになってしまいかねない現状がある。もちろん、選挙に行こうという啓蒙は大切である。とはいえ、彼らは合理的に判断しているとして相手を容認する必要はあるのではないか。我々が考えるべきなのは、合理的に判断した若者がどうしたら高齢者と同等の比率で選挙に行ってくれるかと考えることなのである。



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まとめtyaiました【Short Column:投票と若者】

近頃、投票に行かない若者が問題視されるようになってきた。選挙が近づけば、「選挙へ行こう!」というような啓発のチラシが配られ、識者も投票の大切さを説く。中でも深刻なのは若者投票率の低下であると言われる、事実20代の若者の投票率は高齢者に大きく劣る。ここで登...

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